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〒739-0262 東広島市志和町志和東3439
当寺は、辛盆集御室派に属し、天平五年(七三三年)聖武天皇の勅願により、行基菩薩が開基したと伝えられる古刹で、往昔は七堂伽藍・四十八坊の末寺をもつ大寺院であり、また学問の府として全国に知られ、大勢の学僧を抱える寺として栄えていました。以後、幾多の兵火や風火災に遭い、次第に規模を狭め、明和八年(一七七一年)に本堂が再建され、境内の堂宇も順次され現在寺観が整いました。
当山は、本堂に千手観音菩薩(行基菩薩の作)、地蔵殿に延命地蔵菩薩(市重要文化財)が安置されており、特に安産守護・病気平癒の霊験あらたかな本尊として、祈願の参拝者に長年広く信仰されています。
付近一帯は山の緑が美しく、春の梅・桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉と四季折々の花が咲き、参拝者の心に静かな安らぎを与えています。黒瀬川の源流としても知られており、聖水を求め遠近より多くの参拝者があります。
並瀧寺に近接する並滝寺池は、池とはいえど、とても大きな人造湖で、ここから虚空山の眺めは、都会の喧騒を忘れせてくれる大自然となっております。
見はるかす みどりの湖 並瀧の
水の面に溢るる み仏の慈悲